夜行性🌙サナトリウム

大阪在住のオジサンが戯言、譫言、寝言の数々を綴ります。

Mr.Children桜井和寿~天才の遍歴~

ミスチル桜井和寿の天才

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 当ブログ著者紹介

旅寅

ライター

旅寅

大阪在住、43歳のお父さんライター。はてなブログ「夜行性サナトリウム」を2016年より運営。 同ブログ内で発表した複数の記事が、はてなブックマーク総合ランキングで1位を獲得したことにより、はてな有数の「バズライター」として知名度を上げ、同年、カクヨムにて発表した「造花」がカクヨムエッセイコンテストの最終選考に残ったことをきっかけに本格的に執筆活動を開始。現在、みっけSTORY、みっけブログ、FENIX等で連載コラム、レギュラーワークを担当。今後も新規クライアント様のWEBにおいて新連載の予定があり、精力的に活動中。著作に「日向のブライアン」がある。

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ミスチルブログでもないんだけど

 意外に思われるかもしれないけど、実はこのブログのPVの大半は、Mr.Children関連の数記事によって稼がれていたりします。要は1ヶ月に数万人の方々がGoogleを経て、このブログのミスチル記事に辿り着いているといわけです。

でもね。

ぶっちゃけて言うと、私旅寅にとって、それは方向性としてあまりピンとくるものでもなくて。

そりゃあね、めちゃめちゃ好きなんですよ、Mr.Childrenや桜井和寿氏は。

語らせたら朝まででも語れるし、大半の人よりは聴き込んでもいるとも思うし。

とはいえ僕は別にファンクラブに入会しているわけでも、毎回ライブに足を運ぶわけでも、ミスチル関連の番組を常にチェックするわけでもないのです。 

というか、興味がある全てに対して、そういう接し方はしない。

例えば好きな作品や作家、漫画家、アーティストは沢山あったりいたりするけど、どっちかっていうと僕は「作品さえ摂取できたらいい」ってスタンスでして・・・

生まれてこのかた、追っかけなんてしたことがないし、そもそもが「遠くのアイドルより近くのおねぇちゃん」ってタイプですから。

要は、出不精の面倒くさがり。

「何か」や「誰か」に執着するにしても、それにまつわるイベントやファンミーティングになんぞ、行く人の気が知れないという男なのです。 

そんな動きの少ない人間ですがね、それでも好きになった作品は誰より深く吸収したいし、創作者のことは凄く知りたい。

動きはしないけど、好きな事柄の知識の探求に関しては「マニア気質」というかね。

だからMr.Childrenに関してもマニアだけど、芸能やアニメや漫画や映画や総合格闘技やボクシングやプロレスや競馬やパチスロやその他諸々の「好きなもの」に対しても、僕はマニアなのです。

「夜行性サナトリウム」は、そんな僕、ライター・旅寅の多面的な部分によって綴られているので、当然「ミスチル・ブログ」にするつもりは更々なかったんですが・・・

なぜか当ブログのMr.Children関連の記事はGoogleさんに優遇されるようでして(笑)

それならいっそ、おもいきりミスチルを、桜井和寿の「天才」を書いてやろうと思い立った次第なんですね。

ということで、僕とミスチルの出会いから書こうと思います。

デビューシングル「君がいた夏」

16歳からバンド活動をしていた僕は、20歳まで、ライブに向けてスタジオに入って練習をする→ライブ→ライブに向けてスタジオに入って練習をする→ライブ……という幸せなローテーションの中にいました。

そんな「NO MUSIC NO LIFE」的な時期の僕を支えていたのは、

ズバリ、ソニーの「ウォークマン」。

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要は、ひたすら色んな音楽を、肌身離さずだったわけです。

それと、あともう1つの供給源は「FMラジオ」でしてね。

当時は大阪に「FM802」が開局して間がない時期で、めっちゃ盛り上がってましたから、特に802の邦楽の「ベビーローテーション」は常々耳にしておりました。

そんな、ある夏の深夜。 

某施設において、警備員としてアルバイトをしていた僕は、職務中に聴くことが許されていたラジオから流れてきた今月のベビーローテーション、Mr.Childrenの「君がいた夏」を耳にしたのです。

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また夏が終わる

もうサヨナラだね

時は二人を引き離して行く

オモチャの時計の

針を戻しても

何も変わらない

Oh、l will miss you

 

(甘ったるい曲だな)

偽らざる、当時の僕の印象です。

耳に残るいい曲ではあるけど、感想はただそれだけでした。

当時の僕はTHE BOOMやUNICORNが大好きで、いまだ健在だった尾崎豊を愛してもいましたから、それらの音楽性に比べれば、デビュー当時のミスチルは明らかに「パンチ不足」でした。

ところがその後、愛読する「湘南爆走族」のアニメの主題歌に「虹の彼方に」が。

友人がしょっちゅう車内でかける曲として「抱きしめたい」が。

僕の生活の中にMr.Childrenの音楽が、ちょいちょい顔を出すようになったわけです。

その中でも「抱きしめたい」は当時からすでに知る人ぞ知る曲で、初期のミスチルを代表する作品として、早々と浸透、認識されていたように思います。

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さて、ここででてきたこの「初期のミスチル」というキーワード。

そう、Mr.Childrenほど、音楽性やメッセージ性が「常に変化の渦中にある」バンドはそうはいないのではないでしょうか?

それでは、私旅寅が、そんな目まぐるしいミスチルの時期別の作風を分析、解説してゆきましょう。

題して「桜井和寿作風の遍歴」。

初期「夜明け前」~「星になれたら」に代表される優しい男が歌うラブソングという構図~

EVERYTHING

  1. ロード・アイ・ミス・ユー
  2. Mr.Shining Moon
  3. 君がいた夏
  4. 風 〜The wind knows how I feel〜
  5. ためいきの日曜日
  6. 友達のままで
  7. CHILDREN'S WORLD

 KIND OF LOVE

  1. 虹の彼方へ
  2. All by myself
  3. BLUE
  4. 抱きしめたい
  5. グッバイ・マイ・グルーミーデイズ
  6. Distance
  7. 車の中でかくれてキスをしよう
  8. 思春期の夏 〜君との恋が今も牧場に〜
  9. 星になれたら
  10. ティーンエイジ・ドリーム (I〜II)
  11. いつの日にか二人で

Versus

  1. Another Mind
  2. メインストリートに行こう
  3. and I close to you
  4. Replay
  5. マーマレード・キッス
  6. 蜃気楼
  7. 逃亡者
  8. LOVE
  9. さよならは夢の中へ
  10. my life

この3枚が、いわゆるMr.Childrenの「初期作」と言われる作品たちですね。

初期のMr.Childrenは「ラブソング主体の爽やかポップバンド」という感じで、作品にはどこか、アメリカのオールディーズの匂いが漂っていました。

スタンダードで普遍的。

ストレートで素直。

(デビュー当時のラブソング主体のまっすぐでシンプルななミスチルが1番好きだった)

って人、凄く多いと思います。

ただ、同じく女性に向けた曲を数多く紡ぐスピッツの草野マサムネの作風のような「安定感」はなくてですね、すでに当時の桜井和寿の作風には「変化の予感」が漂っておりました。「これで終わりじゃない」という助走の雰囲気……とでも言いましょうかね。

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長く助走をとった方がより

遠くに飛べるって聞いた

そのうちきっと大きな声で

笑える日が来るはず

動き出した僕の夢

高い山超えて

星になれたらいいな

※星になれたらより抜粋

 

「長く助走を

とった方が

より遠くに飛べる」

 

これほど、下積み生活を送る若者を励ますに最適な名言があるでしょうか?個人的にはこの歌詞、桜井和寿がその唯一無二の天才っぷりの一端を初めて世に初めて示した一節だと捉えています。

中期「天才の覚醒」~「innocent world」を皮切りに大ヒットを連発して国民的バンドへ~

Atomic Heart

  1. Printing
  2. Dance Dance Dance
  3. ラヴ コネクション
  4. innocent world
  5. クラスメイト
  6. CROSS ROAD
  7. ジェラシー
  8. Asia (エイジア)
  9. Rain
  10. 雨のち晴れ
  11. Round About 〜孤独の肖像〜
  12. Over

深海

  1. Dive
  2. シーラカンス
  3. 手紙
  4. ありふれた Love Story 〜男女問題はいつも面倒だ〜
  5. Mirror
  6. Making songs
  7. 名もなき詩
  8. So Let's Get Truth
  9. 臨時ニュース
  10. マシンガンをぶっ放せ
  11. ゆりかごのある丘から
  12. 虜
  13. 花 -Mémento-Mori-
  14. 深海

BOLERO

  1. prologue
  2. Everything (It's you)
  3. タイムマシーンに乗って
  4. Brandnew my lover
  5. 【es】 〜Theme of es〜
  6. シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜
  7. 傘の下の君に告ぐ
  8. 幸せのカテゴリー
  9. everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-
  10. ボレロ
  11. Tomorrow never knows

DISCOVERY

  1. DISCOVERY
  2. 光の射す方へ
  3. Prism
  4. アンダーシャツ
  5. ニシエヒガシエ
  6. Simple
  7. I'll be
  8. #2601
  9. ラララ
  10. 終わりなき旅
  11. Image

Q

  1. CENTER OF UNIVERSE
  2. その向こうへ行こう
  3. NOT FOUND
  4. スロースターター
  5. Surrende
  6. つよがり
  7. 十二月のセントラルパークブルース
  8. 友とコーヒーと嘘と胃袋
  9. ロードムービー
  10. Everything is made from a dream
  11. 口笛
  12. Hallelujah
  13. 安らげる場所

IT'S A WONDERFUL WORLD

  1. overture
  2. 蘇生
  3. Dear wonderful world
  4. one two three
  5. 渇いたkiss
  6. youthful days
  7. ファスナー
  8. Bird Cage
  9. LOVE はじめました
  10. UFO
  11. Drawing
  12. 君が好き
  13. いつでも微笑みを
  14. 優しい歌
  15. It's a wonderful world

 

この6枚が僕の中では「ミスチルの中期」に該当するのですが(理由はあとで綴ります)まぁ見事に、どのアルバムを取っても「傑作」「名作」揃いです。

「CROSS ROAD」→「innocent world」の勢いを逃さず、商業的に大成功を収めたMr.childrenですが、そんなものはお飾りの付属。

この時期の桜井和寿の「覚醒」には凄まじいものがあります。

何せ「好き」だの「愛してる」だのに終始する「普通のラブソング」は、殆どといっていいほど存在しないのですから!!(笑)

大半がラブソングだった1STアルバムが嘘のようなこの変貌ぶりは、まさに、アイドルからアーティストへと強烈な覚醒を遂げたジョン・レノンのよう。

え?

さすがにジョン・レノンと比べるのはどうかって?

いえいえ!

僕は、桜井和寿が、もし仮に英語圏に生まれていたとしたら「第2のジョン・レノン」になっていたと確信していますから!

日本のポップ・ロック史において「個の才能」のランキングがあるならば、活動中期の桜井さんはまさに「極致」です。

最高到達点にただ1人たどり着いた「天才」とでも言いますかね。

少なくとも、純粋なソングライターとして「桜井和寿以上」の存在は、個人的にはまだ見たことがないですし、今後も現れないと感じています。

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Oh what do you want 

(What I want)
なんだかんだ言ったって 

(What I think)
老いてく君の美貌も 

(What I feel)
いいだろう訳ありの過去も

(What I talk,What I kiss)
愛してあげようってなもんさ

(What I touch)

※ラヴ コネクションより抜粋

 

この傲慢で尊大な歌詞(笑)

「抱きしめたい」を創作した同じ男のものとも思えません(笑)

 

(今は綺麗な君だけど、そのうち老いて醜くなるんだよ。だから今のうちに楽しもうよ。その脛に傷のある過去も含めて、愛してあげるからさ。ね?だからしようよ)

 

ゲスいですね~(笑)

ただ、この曲は単にゲスいというだけではなくて、確かに女性のある一面を、男性のある一面を、見事に切り抜いているのです。

女性を墜とすためになりふり構わないオスのバカっぽさとか刹那感を見事に表現しながらも、実は彼は凄く冷静なナンパ師で、

(高飛車なふりして、結構お世辞に弱いね)

と、確かな分析力も発揮(笑)

取りようによっては(頼むから1発やらせてくれ)というだけの曲にも聴こえるんですが、覚醒した桜井さんにかかれば、こうも見事な楽曲になるわけですね。

それに、作風の多彩さが驚異的!

なにせこの「ラヴ コネクション」の次の収録曲があの「innocent world」ですから「一発やらせて」の後は「正直な世界」と、正反対の曲を並べているわけで……。

この「俗っぽさ←→純粋さ」に見る、半端のない振り幅の広さも、桜井さんの「覚醒」を強く印象付けます。

そして「Dance Dance Dance」「雨のち晴れ」の歌詞に少し含まれている社会を風刺したような「痛い」歌詞は、次作で更にその鋭さを増してゆくのです。

 

見えない敵にマシンガンをぶっ放せ Sister and Brother

正義も悪もないこの時代を行進していく兵士です

殺人鬼も聖者も凡人も共存していくしかないんですね

触らなくたって

神は祟っちゃう

救いの歌は

聞こえちゃこないさ

※マシンガンをぶっぱなせ

より抜粋

 

殺人鬼も聖者も凡人も共存する正義も悪もない世界。

「触らぬ神に祟りなし」を逆手に取った、触らなくても祟る神がいる世界。

そう、まさに桜井和寿は、「単なるラブソング」や「頑張れソング」のような救いの歌を捨て、ナイフのように鋭い彼にしか綴れない歌詞で、世の有り様や人の在り方、心の在り方、人生の在り方を謳い始めたのです。

そして、大ヒットシングルの寄せ集めと言われる次作「BOLERO」においても、シングル以外の曲は尖りまくっておりましてね(笑)

 

how do you feel?

どうか教えておくれ

この世に生まれた気分はどんなだい?

how do you feel?

飽食の土地で優雅に息する気分はどんなだい?

※タイムマシーンに乗って

より抜粋

 

「タイムマシーンに乗って」というのはもう「皮肉のカタマリ」みたいな曲で、このサビの部分の歌詞の意味を訳せば、

 

(こんな最低な世界に生まれてしまって、気分はどうよ?世界に無数に存在する、命に関わるほど貧しい人たちを差し置いて、飽食の土地(日本)で、平和に呑気に生きる気分はどうよ?)

 

いやぁ~、いいですね(笑)

この偏屈さ……最高に好き。

この辺りの桜井さんの歌詞や作風を前にしていつも思うのは、

「大人版の尾崎っぽいな」

ということ。死んでしまった尾崎はアルバム「BIATH」において20代の尾崎像をきちんと表現したけれど、でも、「本家より大人版尾崎っぽい歌詞」を綴っていたのは、実は桜井さんの方だったかもしれません。

彼自身、尾崎のファンで、後に発売されるトリビュートアルバムでは「僕が僕であるために」を歌っていますが、ただ彼が凄いのは、そういう皮肉を込めて世を憂う作風さえ、桜井和寿という「多面体の一面にすぎない」ということ。

尾崎豊が「高倉健」なら、さしづめ、何でもできる桜井和寿は「松方弘樹」といったところでしょうかね(笑)

その後も、彼の才能は拡大、究極化してゆきます。

 

光に集まる虫の習性と人間を重ねた傑作

光の射す方へ

出来レースでもって

勝敗がついたって

拍手を送るべき

Winnerは存在しない

※光の射す方へより抜粋

 

「胃袋」と「自分」をかけて作られた超異色作

友とコーヒーと胃袋

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だから胃袋よ Ah僕の胃袋よ

もっと強靭たれ 

もっと貪欲たれ

何だって飲み込んで 

何だって消化して

全部エネルギーに変えてしまおう

※友とコーヒーと胃袋より抜粋

 

プロレスとアントニオ猪木から生まれた名作

「one two three」

目の前のリングが

有刺鉄線でも

そこに立つチャンスをそっと狙ってるんだよ

逆転勝ちをしてる光景を目に浮かべ「ニヤリ」

いつか君に見せよう「戦闘服のカウンスリー」

※one two threeより抜粋

 

アルバムを重ねるほどに、人間として成熟してゆくほどに、桜井和寿の作風は広がりを見せ、誠実で優しいだけの初期の「男子」はもうどこにもいなくなり、彼の曲に出てくるキャラクターは多面化してゆきます。

ただ、最愛聴盤である「IT'S A WONDERFUL WORLD」の「君が好き」という曲により、僕はMr.childrenの中期が終わりに近付いていることを唐突に悟りました。

「シンプルなラブソングをシングルカットして出す」

というのは、中期に突入してからのミスチル的には異例も異例。

(あ、桜井さん、原点回帰に傾いてる)

それは、僕にとっては非常に悲しい瞬間でした。

作風の変化とは、作り手と聴き手の「別離」を生むことがあるからです。予感は現実のものとなり、その後、僕はミスチルを離れました。

そして10年近い時が流れ、再会の日は訪れるのです。

後期「彼だけが目にする景色」~「忘れ得ぬ人」に見る天才・桜井和寿の前人未踏な感性~

以降のアルバムにも、無論、名曲は沢山存在します。

「彩り」「掌」「くるみ」「しるし」「フェイク」「Fanfare」等、それらの名曲を、僕はだいたいリアルタイムで聴いてはいました。

ただ、1枚のアルバムを全体的に見れば、僕にとっての「名曲割合」は物凄く少なくなっており、以前のように音楽を聴かなくなったことも重なって、ミスチル熱は急速に冷めていったのです。

「Any」「HERO」「箒星」「HANABI」と、ヒットはしても僕個人には刺さらない曲も増えてきました。メロディラインや歌詞が原点回帰に傾き過ぎていて、より多くの人に届く「名作」ではあっても、僕が愛したミスチルではない楽曲たち。

更にBUMP OF CHICKENが出現したことも大きかった。

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藤原基央。

少し方向性は違えど、天才・桜井和寿に比肩しうる存在が世に出たのは、僕にとっては凄まじい衝撃でしたね。

(いるんだな、他にも天才は……)

ところが一昨年、新作「REFLECTION」において、桜井和寿は再び作風を変化させます。そこには、僕が愛する彼の作風が戻ってきていました。

否、それさえも凌駕し、もう唸るしかないほどの楽曲が居並んでいたのです。

特に「忘れ得ぬ人」の衝撃は凄まじかった。

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愛した人の面影に殉じることを決めた男の心情

「忘れ得ぬ人」

歳を取って自由を捥がれても

忘れ得ぬ人だけが心に居る

その日が来るのを

どこかで願ってる

※忘れ得ぬ人より抜粋

 

凄く素敵な、完璧な女性に出会った彼は、それでもその手を引き寄せず、心の中に住み着いているもう今はいない、恐らくはもう2度と会わない人との想い出と共に生きてゆくことを選ぶ……という曲なんですが、こういうのってもう……凡百のアーティストや作詞家には想像を絶するレベルですよね。

好きな人と出会った喜び、愛してるという想い、別れの寂しさ、辛さなどを歌う曲は数あれど「自由を捥がれた老人になって、心にその人だけがいる日が来るのをどこかで願っている」なんてそんな発想……。

純粋と狂気の狭間にいるようなこの歌詞の意味を把握した時、僕はあまりの驚きに身動きが取れなくなりましてね(笑)

(今さらだけど天才だな、こりゃ……)

と、改めて桜井さんに畏敬の念を抱いたわけです。

さて、前作を発表してからすでに約2年の歳月が流れました。

桜井さん、次はどう変貌してくるのでしょうか?

アルバム、早く出してくれっ!!

 当ブログ著者紹介

旅寅

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旅寅

大阪在住、43歳のお父さんライター。はてなブログ「夜行性サナトリウム」を2016年より運営。 同ブログ内で発表した複数の記事が、はてなブックマーク総合ランキングで1位を獲得したことにより、はてな有数の「バズライター」として知名度を上げ、同年、カクヨムにて発表した「造花」がカクヨムエッセイコンテストの最終選考に残ったことをきっかけに本格的に執筆活動を開始。現在、みっけSTORY、みっけブログ、FENIX等で連載コラム、レギュラーワークを担当。今後も新規クライアント様のWEBにおいて新連載の予定があり、精力的に活動中。著作に「日向のブライアン」がある。

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