夜行性🌙サナトリウム

大阪在住のオジサンが戯言、譫言、寝言の数々を綴ります。

「勘違い野郎」にならないために~梅沢富美男と橋本マナミに学ぶ~

梅沢富美男という「痛さ」

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タレントとしての梅沢富美男さんって、今、かなりの売れっ子ですよね。

コワモテキャラのうるさ方オジサンでありながら、いじられキャラでもあるあの感じは、まさに雛壇にピッタリなわけで。

僕の中では

 

「俳優界のカンニング竹山

 

って位置付けです(笑)

個人的には、ダウンタウンの浜ちゃんにメチャクチャいじられてる時が1番好きかな。多少、わざとらしさは感じますが(笑)

 

ところでそんな梅沢富美男さん、女性遍歴が豊かなことを自認しているようで。

既婚になってからも数々の女性と浮気を重ね、浮気にまつわる笑えるネタ、手切れ金ネタなんかをたびたびテレビで披露した上で、

 

「女房は素晴らしい女性」

 

と、お決まりのフォローを炸裂させております。ま、それに関してはね、愛人との間や夫婦間で問題がないのなら、他人がとやかく言うことではないと思うのですが、梅沢さんに関しては1つだけ、

 

(アレは痛いなぁ・・・)

 

と思うことがありましてね。

何か彼、「橋本マナミさんが好き」ってこれまでずっと公言してきていたらしいですね。それが最近、

 

「あの女は蛭子能収が好みだとか抜かしやががったからもう嫌い。一緒にするな。今、俺は、藤田ニコル推しなんだ」

 

みたいなことをテレビで発言したそうな。

それに対しての橋本マナミ嬢からの「痛烈な返し」がコレ。 

 

タレントの橋本マナミ(33)が、口説かれていた俳優の梅沢富美男(66)の“心変わり”に「嫉妬している」と指摘し、

「私は梅沢さんのこと1回も好きって言ったことない」

と言い放った。梅沢は18日放送のフジテレビ系「バイキング」に出演。ライザップのCMに出演することが決まり、肉体改造に成功したあかつきにはモデルでタレントの藤田ニコルとハワイでデートしたいと意欲を見せた。藤田とは仲が良いらしく「大人になるまでじっくり待つ」とデレデレだったが、これまで言い寄っていた橋本については「橋本マナミは嫌いになった。アイツね、蛭子(能収)が好きって言ったんだよ。俺と蛭子を一緒にするんじゃねぇ!」とほえていた。

橋本は20日放送の同番組で、態度を一変させた梅沢について

「べつにどっちでもいいんですけど、藤田ニコルちゃんも梅沢さんのことどうも思ってないんで」

と冷ややかに笑って応酬。

「私は蛭子さんのことはずっと好きって言ってるんですけど、それに梅沢さんが嫉妬してるんですけど、私は梅沢さんのこと1回も好きって言ったことない」

と切り捨てた。

※日刊スポーツより抜粋

いやぁ~、思いっきり、フルスイングで言われちゃいましたね(笑)

富美男さん、あなたのイチオシだった橋本さんは、何と藤田ニコルの分まで代弁してあなたを斬ってくれてますよ(笑)

 

「キモイねん、オッサン、お前なんか最初っから論外やねん。何一人相撲してるねん?岩城晃一みたいな人にならまだしも、なんで私がお前みたいなブサイクなオッサンにフラれなあかんねん?勘違いも甚だしいねん、ボケ!」

 

この怒りようからしたら、橋本さん、そんな内心なんでしょう(笑)

それにね梅沢さん、蛭子と一緒にするなって……多分、同じオヤジだし、若い子から見たら似たようなもんですよ。

 

いや、謙虚な分、蛭子さんの方が上かも?

 

さて、ところでこのケース、実は中年以降のブサイクな男性陣にとっては、物凄く勉強(反面教師)になるテキストとなります。

 

以降、その辺を詳しく、ねっとりと解説してゆくとしましょう。

梅沢富美男の「勘違い」

彼の勘違いの「元」になっているのは、彼が女性から好意を寄せられたり、口説き落としてきたというこれまでの「実績」や「経験」です。

それは強烈な

 

(俺はモテるんだ、魅力があるんだ、女を口説くのが上手いんだ)

 

という自負となり、彼から

 

「何で自分が今までモテて来たのか?」

 

という自問自答や分析力を奪ってしまったのでしょうね。

 

言うまでもありませんが、梅沢富美男氏は多才で、芸も能もある人です。

舞台・演劇俳優として、数十年に1人の女形として、多くのファンがいる著名な芸能人です。無論、お金も沢山持っていることでしょう。

 

そしてそういう「有名」で「金持ち」な男には、いつの時代も金好き、ミーハーな女性が数多く寄って来ます。寄って来なかったとしても、そういう類の男に口説かれたら(相手が既婚でも)簡単に落ちる人は山ほどいるのです。

 

そういう女性のことを、プロ野球の「外人枠」に例えて

 

「愛人枠」

 

と呼びます。

つまりは、梅沢氏のは「愛人枠」も含めての実績と経験なわけですね。

で、要は何が言いたいかといえば……。

 

(梅沢さん、多分あなた、自分が思っているほど、女性から見て魅力ないよ)

 

ということなんですね。

無論、キャラとしての好き嫌いではなく、要は

 

「抱かれてもいいかどうか」

 

という観点で、です。

そういう富美男が上から目線で

 

「あれはいい女だ、俺の好みだ、あれはダメだ」

 

なんて論評したところで、

 

(は?このオッサン、何勘違いしてんだろ?)

 

と、思われるわけです。

だって、梅沢氏はどう見ても「非イケメン」の部類です。いくら女形になったら綺麗でも、ライザップで痩せたとしても、そう容易くは超えられない「壁」はあるもの。

 

しかも、オッサンです。

 

そりゃあね、岩城晃一やショーケンくらい外見が渋くてカッコいいのであれば、じじぃになった今でも、女性を上から論じて許容されるかもしれませんよ。

はたまた伝説のモテ男、火野正平とかならね。

でもそういうほんとにモテる雰囲気を持ってる人は、基本、自分の方からは色事の武勇伝なんて口にしないものでね。

 

そして富美男は、もちろん、そういう方々が属する「モテる」カテゴリーとは、違う輪の中にいるわけです。

 

そう、彼は平成も終わろうとする現在でも、いまだどの職場にも生存している

 

「昭和の肉食系鈍感オヤジ枠」

 

の一員。僕のいた企業でも、複数、そういう人が勘違いをして、セクハラで飛ばされてゆきましたが(笑)彼らに共通しているのは、以下の点となります。

 

セクハラで立場を失うオヤジの特徴

  1. 対象になる女性が、自分より立場が下で、世渡りのために自分に人当たりがいいのに、それを「好意」や「許容」と勘違いして、ファウルラインを超えて、噛みつかれてしまう。
  2. 昔はイケメンでモテた時期もあったのかもしれないが、加齢によりその利点はすでに失われている。本人にその自覚はないことはないのだが、どうしても、まだ「やりたい」「モテたい」が勝つ。
  3. そもそも、現代の女性の感覚を理解しておらず、ついでにいえば、現代がどういう時代かにも鈍く、昭和の感覚を押し通して、最終的には反撃される。
  4. 水商売や風俗の女性にカモられているのを「モテている」と勘違いし、その勘違いを職場にも持ち込んでいる。

というわけで、次項は実例を挙げてみましょう。

某大手企業の店長職O氏の実例

元々、ブサメンで偏屈なO氏(50代中盤)。在籍する企業の親会社が新規事業を立ち上げるにあたり、新しくできた企業に異動した彼は1つの店舗を任されることになり、部下にはGさん(40代前半)という女性が配属された。

このGさんがまた間の悪いことに、ちょうどいい感じの美人で、バツイチ子有のなかなかに色っぽいグラマーであり……。

しかも上司や周囲の男性に対して物凄く当たりが良かったものだから、O氏は安易に舞い上がったわけである。

彼女からすれば、O氏は直属の上司であり、自分の評価を決める人間でもあり、世を渡る上で、無論、嫌われたくない相手。

……などと、そんな冷静な分析を鈍感な彼ができようはずもなく、ほどなく、O氏は

 

「Gは俺に好意がある」

 

と勘違いを炸裂させ、以降、彼女をまるで自分の愛人やら彼女のように扱い始めてしまう。馴れ馴れしいトーク、ボディタッチに始まり、そのうち、取引先の男と彼女が2人で現場に出て、食事をしていると、やきもちを焼いて電話をしてくる始末。

実際、確かにGさんの線引きも曖昧だった。

プライベートの連絡先も教えてしまっていたし、彼氏がいることもO氏には黙っていた。ま、世渡り的に彼を手玉に取る女性的な本能が働いていた部分もあったのだろう。

その後、会社の待遇に嫌気が差したGさんは退職し、少しの間はO氏から連絡が来たら、礼儀的な返事位はしていたようだ。

ただ、ほどなく彼と結婚、引越までするに至って、さすがに相手をするのが面倒になったのか、彼女、O氏の粘着系の連絡を無視するようになった。

ところがO氏、無視されても連絡をやめず、遂には

 

「近くまで来てる」

 

と、彼女の暮らす市にまでやってきてしまったという。

 

……いやいや、さすがに分かるやん?

 

その時点になっても

 

「男として相手にされていない」

 

ということに気付かないのはなんでなの?

それとも、気付いてるけどやめられないの?

 

ちなみにO氏、ほどなく他店の店長となり、同店にいた違う40代前半の女性に同じノリで接し、見事にセクハラで訴えられてしまった。強制的な転勤を経た近隣の店で、今度はまた違う女性に同じノリで接し、それを本社に告発されて、あえなく遠方に飛ばされ……最終的には50代中盤にして、会社を去ってしまった。

 

去り際、彼は僕にこう問うた。

 

「君、俺を陥れた奴とか経緯、知ってるか?」

 

元々、僕はO氏の部下だったが、彼の傲慢なやり方が嫌で自分で「転勤願」を提出し、異動した他店で活躍、その当時は店長になっていた。

会社に誰がどうチクってO氏が飛ばされたのかなんて、その時の僕は全く知らなかったので答えようもなかったが、内心、思わずにはいられなかった。

 

(若い頃からずっとこの企業のグループに居て、本当は定年まで居たかったんだろうな。完走できない無念には同情を覚える。上司としては超嫌いだったけど、優しいところもあったよな。でもこんな状況になっても「自分を陥れた奴は誰だ」なんて思うのは、感覚がズレてるとしか言いようがない。あなたを陥れたのは他の誰でもない「あなた自身の振舞い」である。それがネタとなってあなたの立場が悪くなっているということは、結局は相手の女性に「嫌悪感」があったということ。好きな男のマイナスな情報を流す女はいないからね。あなたがいくら女性が好きで、優しく、好意的に、肉食的に接したところで、女性側はそれを嬉しくは思わないさ。竹内涼真のハグは「一生の記念」でも、キモいオヤジのハグは「告訴の対象」にしかならないことに、俺たちオヤジは気付くべきなんだよ。でもこの人に言ったところで……無駄だろうな)

橋本マナミは蛭子さんならOKなの?

ところで、橋下マナミ嬢が「好き」と公言し、梅沢氏に「あんなのと一緒にするな」と言われてしまった蛭子能収氏が、仮に、独身だとして、橋下マナミ嬢にアタックしたらどうでしょうね?

 

皆さん、もう答えは分かりますよね?(笑)

 

女性が言うことは、真に受けちゃいけません。それはあくまでキャラや、自然体でガツガツしていない雰囲気が好きということであって、要は彼女は「当たり障りのないとこ」をビジネス上、口にしているわけです。

それに嫉妬する梅沢氏は……痛すぎますな(笑)

 

「私、オジサン好きですよ」

「太っていてくまさんみたいな人、好きなんです」

「優しい人が好き」

 

そんなことを言う女性は数多く居ますが、例えば著名な美人が結婚する時、それが女子アナであれ女優であれタレントであれ、相手の男が見すぼらしいオジサンだったり、極端なデブだったり、(ほんとに外見不問なんだな)……と確信できたりするケースは、ごく稀ですよね?

 

人は見かけ(ビジュアル)や印象で人を判断するのです。

 

その傾向は、「イケメン」なんて言葉のなかった昔に比べれば、時代を追うごとに顕著になっているようにも思いますね。

 

でもね、世渡りの上手な女性は、そうはハッキリ言いません。その実例を、女優の吉田羊さんを例にして示してみましょう。

www.nikkansports.com

以前、吉田羊さんは、笑点の司会の春風亭昇太氏に、

 

「彼女は僕のこと、好きだと思う」

 

と言わせるほど仲が良いと取り上げられました。元々、彼女が昇太さんのファンで、羊さんにずっと相手ができなければ、

「いずれは結婚しよう」

的な約束をしているとのことでした。

ところが直後にこのニュースです。

www.excite.co.jp

ジャニーズのイケメンが7連泊!(笑)

「やりまくり」とか書いてる記事も多数ありましたが、ま、それはさておき、要は現実はこういうことなんですね。

これが(ちょっと歳の差は離れすぎてはいるものの)普通の女性の感覚。

昇太さんにはサービストークで、ジャニーズとは7連泊というのは、全然おかしいことではありません。

遥か昔の光源氏の時代から、イケメンというのは女性にモテるのです。

そして吉田さん、最近もこんなことをおっしゃっていました。

www.hochi.co.jp

俳優の吉田鋼太郎に口説かれて、その後吉田氏が結婚した際に、

 

「フラれた気分になった」

 

と。コレ、コレなんです、世渡りの上手い女性の特徴は!

 

「口説かれて吉田さんのこと気になってたのに、向こうは結婚してショックだった」

 

的にも聞こえるこれこそが、彼女が周囲の男に惚れられる特徴です。これって昇太さんへの接し方と基本は同じ。要は彼女は「思わせぶり系」で、

 

「3枚目(モテない女子感を出す)を装うのが上手い」

 

んですね。

多分、吉田さんが本気で口説いていたとしても、彼女、墜ちなかったと思うな(笑)

 

「女」を全面に押し出さない、気さくで好感度の高い「そこそこ美人な女性」は、得てして、多くの男から好意を寄せられるものです。

 

7連泊のジャニーズとは、一体、どうなったのでしょうか?

 

というわけで、世渡りが下手な女性の皆様、ぜひ、吉田羊さん的な立ち回りを心掛けて周囲の男性陣に愛されて生きていって下さいね。

 

おばさんだろうが美人じゃなかろうが、女性は立ち回り1つでのし上がれます。

 

そして男性の皆さん。

「あなたには決して墜ちない女性」

に舞い上がって、人生を狂わさないようにして下さいね。

 

梅沢さんみたいに言われたら、カッコ悪いでっせ。