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夜行性🌙サナトリウム

大阪在住のオジサンが戯言、譫言、寝言の数々を綴ります。

九州で暮らす両親へ。~熊本地震に想う~

 

まさか九州が‥‥………

 
 

うちのオトンは長崎県は島原市の出身で、集団就職(いわゆる金の卵)で大阪に出て、そこでオカンと知り合い、結婚したそうな。

 
オトン24歳、オカン23歳の時の話です。
 
僕と妹が生まれ、家族は4人になり、幸せな中流家庭は夫婦の努力によって、幸せなまま家族の時間を過ごしきりました。
 
19歳の時に、家を出た僕。
7年遅れて、海外に出た妹。
 
夫婦は見事に2人の子供を巣立たせたわけですな。
 
その後、しっかり者の妹は兄貴を差し置いてサッサと国際結婚をし、早々に子供を2人作成しました。そうなると、元々ドライな両親は、結婚に全く興味を示さない長男の結婚に、それこそ1ミクロンも興味を示さなくなりましてね。
 
『もうハーフの可愛~い孫の顔は2人も見たから、お前の子供は別に‥‥………なぁママ❔』
 
『ああ、あんたはもう自由に生きや❔これからは結婚する時代とちゃうわ❕それにあんた、外人と結婚せぇへんやろし、日本人同士の間に産まれた孫見ても、見映えするハーフの子の顔見てるから、なかなか‥‥………なぁパパ❔』
 
‥‥………ま、期待されるよりは楽ですがね(笑)
 
で、その頼りない兄貴はといえば、37歳にてようやく結婚し、無事子供も授かったものの、1年足らずで離婚‥‥………。
 
『まだだ、まだ終わらんよ❕』
 
シャア・アズナブルばりの逆襲を考えたわけではないですが、ま、縁がありまして‥‥………40歳で再婚し、再び娘を授かり、今度は何とか2年半、家内安全真っ最中でございます。
去年の年末には妻子を伴っての初めての里帰りも敢行しましてね、生まれたら生まれたで純日本人でもやはり孫は可愛いのでしょう(笑)
2人していじくり倒してましたね(*^^*)
 
ところでうちのオトンの生家は、一昔前に発生した雲仙普賢岳の火砕流でダメになりましてね。今2人が暮らしているのは、老後を過ごすために新しく建てた家なんですよ。
平屋の小さな家で、隣にはオカンの姉夫婦が同じような平屋の家を建ててましてね。
 
頑張りきった2組の夫婦が、老後を田舎で穏やかに過ごすために、選んだ土地が長崎は島原だったわけですね。
 
何せ島原といえば、桜島や阿蘇山からもかなり距離がありますし、地震は来ないし、台風は直撃することもあまりない、それこそ災害のイメージがない土地なのです。
もちろん、気掛かりとしては『雲仙普賢岳』があるわけですが、あの山もしばらくは活発な火山活動はしないとされていますから、いつ行っても心底ノンビリできる土地だったりします。
いや、台風と沖縄の密接さをさておけば、九州自体(桜島と阿蘇山以外)あんまり深刻な災害というイメージはないですよね?
 
だからこそ、父親を、母親を、社会人をまっとうした2人は、自分達へのご褒美に、穏やかな九州への老後移住を決めたのですが‥‥………
 
 
‥‥………全く、こんなことになるとは予想だにしませんでした。
 
 
 

災害のそばで暮らすということ

 
 
この国には殆どの自然災害が起こり得るからして、多分、長く生きてきた皆さんなら1度ならず災害に接したことがあるはずです。
ちなみに、僕と僕の一族に降りかかった主な災害を羅列してみると………
 
 
  • 父方の実家が雲仙普賢岳火砕流で消失。
  • 母姉夫妻はずっと茨城は水戸で暮らしていたため、地震には慣れていた。ただ東日本大震災が発生した際は、水戸に在住する母姉の息子2人(僕の従兄弟)と連絡がつかなくなり、すでに九州に移住していた母姉夫妻はパニックに。数日後連絡が取れ事なきをえたものの、長男に残してきた家の中はメチャクチャだったらしい。
  • 僕の家族が大阪で遭遇した災害としては、昭和57å¹´8月に大阪南部で起きた水害。集中豪雨によって床上浸水。自宅2階は無事だったものの、1階は完全に水没。冷蔵庫やタンスが浮いている光景は忘れがたい。
  • 阪神淡路大震災。明け方に震度4。関西人は本当に地震慣れしてないので、地鳴りを聞いた僕はガス爆発かと外を見た記憶がある。ちなみに僕自身が体感したのはこの震度4が最大。
  • 東日本大震災時、大阪も揺れたのだが、当時僕は京橋付近の高層ビルの31階にいて、震度以上の揺れを味わってしまった。フロアの人達は軽いパニックに陥り、巻き込まれるようにエレベーターに乗り込んだものの、降りている最中にビルがきしんだあの恐怖は今も忘れがたい。震源が遥か遠い東北だと知った時の衝撃たるや‥‥………。
 
この程度の距離で災害をやり過ごせて来たのは、単に運が良かったからですね。
被災当事者になったこともあるにはありますが、火砕流にしろ水害にしろ東日本大震災にしろ、沢山の方が命を落とした中で、おかげさまで怪我等はなかったですから。
ちなみに大阪という土地は、台風はよく通りますが(でも直撃はほぼしません)本当に地震はあまり起きない土地です。
でも周知の南海トラフ地震は間違いなく来そうですし、我が家の下には活断層もあります。
今回の九州地震の被災者、被害者の方々の苦しみや悲しみは、まさに明日の自身の苦しみや悲しみであり、しかもそこまで悲惨な状況にはないまでも、自分の両親が熊本から湾1つ隔てただけの島原半島にいるのです。
 
 
他人事では‥‥………全くないですね。
 
 
この数日、毎日母親に連絡を入れて状況を聞いておりますが、地震の頻度が凄まじすぎて、精神的にかなり不安定になっているようです。
家も倒壊せず、食料も確保できている地域の人間でさえ『ノイローゼになりそう』と言うくらいの大災害が、まさに現在、あののどかで平和な九州で起きているんだということが、いまだに信じられません。
我が家では両親をしばらく大阪に呼ぶことと相成りましたが、それは向こうの都合で5月に入ってからでして、今は頻繁に連絡を取りながら、事態を静観しているところです。
(早く来いとは伝えてるんですがね(-_-;))
 
 
 

自粛と普段通り、メディアの姿勢はどちらが正しい?

 
 
ホリエモンと尾木ママの間で起きた論争ですが、両親が熊本から至近に暮らす僕からすれば、当然、状況の変化は知りたいところですね。できればニュース速報と、何か深刻な事態が起きたら番組を切り替え‥‥…あたりはしていただけたらありがたいと思います。
 
でもそれ以外は普通に通常の番組が流れても、個人的には何とも思いませんね。
 
実際、ローカル局では今回も普段通り、引退したプロ野球選手がそんなに有名じゃないプロゴルファーにゴルフのレッスン受けたり、昔の時代劇を再放送してたりしてましたが、『不謹慎』なんてワードは、僕の中には全く浮かびませんでした。
 
 
ではなぜ、僕は不謹慎と思わなかったのでしょう❔
 
 
それは要は、何か災害が起きても、その災害に対してのスタンスが人それぞれ全く異なるわけで、そのスタンスによってメディアに求めるものは変わる、ということです。
 
 
今回の九州の地震においても。
 
  1. 被災者。
  2. 離れて暮らす被災者の親族。
  3. 離れて暮らす被災者の友人知人。
  4. 被災地近隣に暮らす人。
  5. 離れて暮らす被災地近隣に暮らす人の親族。
  6. 離れて暮らす被災地近隣に暮らす人の友人知人。
  7. 被災者でもなく、全く被災者や被災地に縁もゆかりもない人。
同じ日本に暮らす人をザックリ分けても、これだけパターンが別れます。
僕自身は『5』にあたり、僕の両親は『4』にあたりますが、大半の方が『7』に該当するのではないでしょうか?そして『7』の方の中にも、当然色んな人がいますよね❔
 
 
つまり、この地震に何ら関わりがない人の中には、
 
『楽しみにしてた番組を急に休ませるなよ❕もう地震もヤマは越えたろ⁉』
 
って人もいれば、
 
『他人事じゃないだろ⁉番組なくなったくらいでガタガタ言うな❕今は浮かれたバラエティなんて流さなくていいんだ❕』
 
って人もいて‥‥………
 
‥‥……社会って、おおむねそんな感じでいいのではないでしょうか?
というか、それが普通の在り方だと思います。
少なくとも、僕が生きてきた社会や企業の構造は、『不謹慎のオンパレード』でした。
『弱者は全員で助ける』なんてあり得なかったですし、見殺しと利己主義が横行する、うわべだけの人間関係に溢れてました。
昔、『人類皆兄弟』と首領・笹川良一は言いましたが、それはやっぱり幻想です。
 
 
でも、いい人もいました。
それも少なからず(*^^*)
 
 
災難に巻き込まれた当事者の苦しみや悲しみは、当事者にしか絶対分かりません。
 
 
井上晴美さんのblogでの悲痛な発信に心ないこと言う人がいたようですね。
個人的には凄く頼りにしていた情報源だったので、その無神経な奴に対して(バカ野郎が❕)という想いはありますが、かといって今、僕が
 
(井上さんを救いに熊本に飛べるのか❔私財でトラックをチャーターして、食料を満載して、彼女の暮らす町へ走り出せるのか❔)
 
と問われれば、それは僕にはできません。
僕にできることは、募金や、収益を今回の被害に充てるという何かに協力することぐらいです。それは、果たして不謹慎なことでしょうか?
 
 
今、まさに命懸けで災害の激流を泳ぐ被災者に必要なのは、実質的に救いになるもの、つまり『ボート』や『浮き輪』です。
安全な船の上から『頑張れ❕』と声を枯らして絶叫する人や、危険を侵してまで飛び込んで助けようとする人は『まとも』で、被災者を案じながらも、普通に船上から普段通りそれを見ている風な人は『不謹慎』‥‥…そうではないと思うのです。
 
 
多分、現在の被災者の方々には、船の上を見て、誰が良識的で誰が不謹慎なんて、そんな余裕はないと思います。
 
メディアに対してもそう。
 
いつも大災害や大事件が起きたら、TV局全局がそれを報じることによって、僕らは『災害の規模や深刻さを知る』感じですよね。
ただ事後は、何かあればすぐ切り替えてくれるなら、すぐ通常放送に戻す局があっても構わないのではないでしょうか?
そりゃ、大きな災害の発生直後とか、東日本大震災規模の複合災害や『北朝鮮からミサイル』等国家存亡の危機に、バラエティ流してる全国ネットがあればさすがに呆れるでしょうね。
(国が存亡する危機なら、それを国民に知らせる義務がメディアにはあるはずですから)
でも今日に至るまで日本のメディアは災害時、災害の規模や、色んな立場の方々を想定して、きちんとバランス良く対処してると思いませんか❔
(報道規制はいただけませんが‥‥………)
 
 
東日本大震災の際、ほぼTVから報道以外は消え、CMもACに絞られましたが、今はどうでしょう?まだ震災の傷を引きずっていらっしゃる被災者の方々は大勢いらっしゃいますが、もうTVは元通りです。
 
 
それって期間の問題ですかね?
ではどこまでの自粛が良識ありで、どこまでが不謹慎なんでしょうか?
 
 
僕は被災地近くに暮らす者の親族ですが、今見るのはもっぱらニュースか地震に関する番組で、まずバラエティなんて観ないです。
いや、別にそんな気にならない、とかじゃ全然なくて、自然に観ないだけです。
でも仮にやっているのが目に入ったとしても、気にもなりません。
もちろん、不謹慎だとも思いません。
報道番組もどこかのチャンネルが流してくれていたらそれでいいし、番組がなければネットを注意して見てますし‥‥………。
 
 
 
 

誰、どこに対しての自粛?

 
 
 
『自粛』というのは『不謹慎を慎む』ということに繋がりますよね❔
あらゆるメディアが一斉に、災害や事故が起きてしばらく自粛を続けるというのは、被災者や被害者の方々や、その家族の方々の感情に配慮するということなんだろうけど、どうも僕には、先述した『7』の立場の方々の批判を恐れているようにも見えるのです。
 
むやみやたらな自粛は、ことなかれ主義の『ポーズ』にも思えるし、ホリエモンの言う通り、『ネット放送の麻雀番組を自粛する』なんて、そこまでするのは過剰な気がします。
尾木ママの発言は別に間違ってはいないでしょうが、わざわざ人の発言の挙げ足取ってまで発信するようなことでもない、無関係な人が口にする『ありふれた正論』であり、僕からすれば、ホリエモンや本田圭佑選手の発言の方が『その人なりの思考』を感じてピンと来ますね。
 
ちなみに、今回のホリエモンの発言。
 
『人のスケジュール押さえといて』って一文を悪く取られた感はあるとは思うのです。
 
(お前の予定が狂うくらい被災者の痛みに比べりゃなんてことないだろ❕)
 
‥‥……というわけです(同感(笑))
確かにあまり人助けするイメージがない人ではありますが(笑)悼み方やスタンスは立場や人間性や性質によって人それぞれ、メディアそれぞれでいいはずです。
 
先述しましたが、この世知辛い社会にもいい人は沢山いて、そしていい人が沢山いることを、多くの人は知っています。
 
そしてそこから生まれる大きな善意は、えてしてさりげなく、小さな気遣いや思いやりの積み重ねです。
 
『人類皆兄弟』が幻想であるにしろ、全員が100%利己的でなければ、そしてそれを皆が知っていれば、小さなことで不謹慎を唱える必要もないはずです。
 
尾木ママは何かある都度したり顔で批判記事書いてますが、僕は彼❔彼女❔ま、どっちでもいいですが(笑)正直、信用できないですね。
 
 
 

YES!高須院長最高!

 
 
『7』に該当する人の中には、被災者に暴言吐くような論外な輩もいるみたいですが、多くの方々が、皆それぞれの立場で、無理なくできうることをし、被災地に想いを馳せていらっしゃると思います。
 
今、僕はまだ静観中ですが、明日には長崎にも破局的な災害が拡大するかもしれません。
そうやって立場が変われば、誰もがすぐさま現地へ飛んで行くでしょう。
ただ、『7』に該当しているにも関わらず、大金はたいてヘリを飛ばす高須院長みたいな方もいます。
それを『偽善だ』『パフォーマンスだ』『宣伝だ』『金が有り余ってるからだ』等、色んなことを言う人も沢山いるでしょうが、今被災した方々に必要なのはひたすら『実質的なもの』ですから、その行為自体は間違いなく
 
 

YES

 
 
なわけで、さすが『あの』西原せんせーが惚れただけのことはあります。
 
高須院長、格好良すぎでっせ✨